IC740Sの外観です |
144MHzの小さなリニアーアンプのケース(放熱器)を流用しMRF255PPの簡単なブースターアンプを組み込みました。 外付けのリニアーアンプ方式にするとリニアーアンプの歪みによる高調波を除去するフィルタやアンテナ回路切り替えのリレーが必要になり大事になりますので、このブースターアンプはIC740Sのオリジナル出力アンプ(10W)とハイカットフィルタの間に挿入しました。 |
最初、上側に示す12V,80Wの手持ちスイッチング電源を組み込みましたが、パワーが足りず送信パワ−は20W程度しか出ませんでした。このため後で下側の12V、110W電源を購入し交換しました。これを13.6Vに調整したところ30W以上のパワーが出るようになりました。 |
MRF255PPアンプ回路図
改造後の後ろ姿です。
追加アンプ部は簡単に外せ、追加アンプの入出力同軸を直接接続するとオリジナルの10W機にもどります。
電源を内部に組み込んだので左下に電源ソケットと電源スイッチが追加されています。
7MHzバンド内にスポットでスイッチング電源の高調波ノイズが出てしまいました。エッチングしていないP板と筐体で電源の回りを囲む構造とし同時にスイッチング電源のノイズフィルタのアースを強化したところ気にならないレベルに減少しました。
スイッチング電源を組み込んだ写真です。
ブースターアンプはリグの後ろに取り付けました。 ブースターアンプを追加しただけではALC回路が動作し送信パワーは増加しませんでした。ALCレベル調整VRを探し再調整する必要がありました。 |