ノイズキャンセリングマイク
実験結果
1)雑音の周波数が低いほどノイズ除去効果が大きく400Hz付近のノイズは1/4程度に減らせる。
2)FAN音などの一般的な雑音は1/2程度減らせる。
3)低音ほど除去効果が大きいので強くキャンセリングさせると低音が減る
4)音質は多少詰まった感じがする。
5)音質とS/Nを良くするため音声検出用マイクと雑音検出用マイクとの間に音声を遮断するなんらかの構造体が必要。
回路図
コンデンサマイクの仕様
現在(改良後 2010/7/5)の外観です。
音声検出用マイクと雑音検出用マイクの間に
FANのガード金具とスポンジで音声の遮断壁を追加しました。
マイクにイヤホーン用スポンジを被せました。
特性
マイクのエレメントの後ろ側の筐体に音抜きの穴を開けました、
外部雑音のある状態で雑音検出用マイクをふさいだ瞬間の出力波形です。キャンセリング効果がなくなりノイズレベルが3倍以上に増大することが見てとれます。
ノイズキャセリングマイクの外観です。
水平部の左右端に2ッのコンデンサマイクが組み込まれています。
音質は中音域が強く比較的明瞭度の高い音質とのレポートを頂くことが多くなりました
特性測定中のスナップです。
二つのマイクにイヤホーンを取り付け片方のマイクだけに信号を入れた時と、両方に同じレベルの信号を入れた時の差を測定しました。
左端に音声及び外部雑音検出用マイクが、また右側には外部雑音検出マイクが組み込まれています。
この左右のマイクの出力の差を取ることでノイズをキャンセルします。
コンデンサマイクは6φと小さいのでBNCコネクタの中に回りをスポンジに包んで組み込みました。
台座手前のスナップスイッチがPTTです。
台座奥右が音声のボリュームです。
私のシャックは地下室で頭の上には換気用のベンチレータのファンが回り、目の前には沢山のリグのスイッチング電源のファンが回り騒々しい環境です。
そこでこのような雑音が送信音声に混入するのを防ぐマイクの実験をしました。
ノイズキャンセリングマイクの動作原理