銀細工
ネクタイピン
ネクタイピン本体を作る技術は指輪とほとんど同じですが、デザインによっては銀粘土(アートクレーシルバー)を使用し飾り付けを施す場合があります。
銀粘土は微細な純銀の粒子をバインダと混ぜ合わせた物で、炉で過熱するとバインダが蒸発し銀の粒子が集まり純銀の固まりになります。
このとき体積が縮みます。私はタイピンに石などを止めるときに使用します。
タイピンの裏にはネクタイとYシャツとを押さえるワニグチが付きます。これはスプリングや心棒とセットで販売されている銀製の物を購入しロウ付けします。
スプリングは加熱すると弾力性が無くなりますのでロウ付け後に組み立てます。
このようにして制作したネクタイピンをご紹介します。