銀細工

ペンダントヘッド

銀にガラスを流し込むと非常に綺麗で私は好きです。しかしこれには大きな問題があります。

銀とガラスでは熱膨張率が大きく違うため流し込んだ後冷えてくると接合面に大きな歪みを生じガラスが100%割れてしまいます。

その点、金属との接合でも七宝は銅と熱膨張率を合わせたあるため銅と組み合わせても割れることがありません。

また銀と熱膨張率を合わせた銀七宝もあるようです。

しかしガラスと七宝では質感、透明度が異なりどうしてもカラスと銀の組合わせを作りたくて苦労しました。

はじめは銀とガラスの間に緩衝材として七宝をはさんで焼成しましたがそれでも過半数は割れてしまいました。

試行錯誤の結果、銀とガラスが直接触れないように絶縁材を挟んでから加熱し、銀製ペンダントの中でガラスを溶かし型をとり、その後絶縁材を除去しガラスと銀とを接着する方法に落ち着きました。

そのような方法や銀七宝で作ったペンダントヘッドをご紹介します。

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