フライス盤のモータードライブ

最近PROXXONのフライス盤で真鍮製のCW用パドルを製作しました。PROXXONのフライス盤はホビー用なので非力で
一回の切削量が小さく、何度も手動でXYステージを動かす必要がありました。そこでXYステージの送りをモーターで
出来れば楽だど思い改造しました。
構想としては

1)フライス盤本体には極力手を加えない。
2)操作は左右前後の送りとそのスピードコントロールのみの単純なものとする。
3)モータは低速トルクの大きいバイポーラステッピングモータを使用し、そのコントロールは、勉強の意味を含めて
最近流行しているARDUINO(マイコンボード)を使用する。

GO コントロール回路配線図

コントロール回路はX軸とY軸用と独立した2回路となっており、配線図はその1回路を表しています。
SW1,SW2は押されている間だけ決められた方向にモーターをまわします。
SW3はモーター停止時にかかる電気ブレーキを解除します。手動でXYステージを動かす時に使用します。
ボリュームはステッピングモーターの回転スピードを調整します。

GO モーターコントロールプログラム

このプログラムは秋月電子のモータードライバーDRV8835の説明書に記載されているプログラムを参考に友人が
アレンジしてくれたものです。


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proxxonのXYステージのダイヤルです。
正面に41φ程度の凹みがありますので
この凹みをモーターとの接続に流用します。
40φのプーリーの一部をツマミに合わせて切り欠き
プーリーが凹みにピッタリ入るように加工します。
プーリーをダイヤルの凹みに合わせて入れます。
モーターをフライス盤に取り付けた状態です。
モーターを挟み込んで取り付けているのでフライス盤への
加工はありません。
コントロールボックスの外観です。
コントロールボックスに主要部品を取り付けた
様子です。X軸用とY軸用にARDUIDも2台使用しました。
完成した全体の外観です。縦と横のパターンだけで
構成される簡単なP板を作ってみましたが以前に比べて
大変簡単になりました。