ピザ窯

友人の別荘でのピザパーテイに招待され美味しいワインを飲みました。

私もピザ窯を作りピザパーテイを開き、孫達に楽しい思い出を作ってやりたいと思い始めました。

ピザ窯の製作記事を見ると耐熱煉瓦をアーチ状に積んだり、耐火セメントを使用したりしてなかなか大変そうです。

でも形状にこだわらず、たまに使用する程度なら簡単に出来ると思い実用的な窯を作りました。

側面に使用する煉瓦はどこででも売っている普通の安価なものを使用、炎に触れる水平面は大谷石の平板を使用しました。

大谷石は柔らかい石ですが中に沢山の空洞があるため断熱特性も良く耐熱温度も比較的高い石で値段も安価です。


構造は写真のように単に積み上げるだけでセメント類もいっさい使用しませんでした。

何度か作り替え最終的にこの形状に落ち着きました。

これで直径25cm程度のおいしいピザが7分間位の時間で焼けました。連続して2〜3枚はOKでした。

GO ピザ窯図面

窯を作って気が付いた点を箇条書きにします。

@窯の高さは大人が座った時の目の高さか少し低い位が良い。

使用中は火の様子、おきの位置、ピザのやけ具合・・等々頻繁に中を見たくなりますのであまり低いと中までのぞき込めません

A窯の入り口は煉瓦で自由にふさげるようにしておく。

使用中、ピザの出来具合をのぞきたくなるので中の温度を下げないような小さな隙間を自由に作れる煉瓦は便利。

B窯には煙突はいらない。

初めは写真あるような立派な煙突をつけました。煙突を付けると空気の流通が良くなり薪や炭が非常に良く燃えますが、燃えて生じた熱もすぐに外に出てしまい肝心の窯自体の温度を上げるのにあまり寄与しません。

現在は窯の背面の上側に煉瓦半分を抜けるようにし着火後しばらくはそこを開けています。


C窯は雨に濡れないように雨よけを必ず付ける。

雨よけがないと使用中に雨が降り出すと大変なことになります。また濡れた窯に火を入れると窯の水分が完全に蒸発するまで、窯から蒸気ばかり出てちっとも窯の温度が上らない状態が続きます。

特に大谷石は水を沢山吸いますので注意が必要です。


Dピザは側面の付いた鉄板(私は小さな焼きそば用鉄板を購入)に乗せて焼く。

ピザを焼くとき窯の中のおき(炭)を左右に寄せて真ん中にピザを入れるため、小さな窯だと炭とピザの距離が近くピザの縁が焦げすぎます。

Eこの窯は野菜や芋類が美味しく焼けます

銀紙に包んだトマトやジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシなどを入れると大変美味しく焼き上がりますのでいろいろ試すと楽しいと思います。

最終的なピザ窯の外観です。

ピザを焼くときは口を煉瓦を積んでふさぎます。
当初はこんな立派な煙突を付けましたが後ではずしました
今回試し焼きしたピザです。
焼き上がったピザです。

側面から裏面にかけて軽く焦げて美味しく焼き上がりました

表紙に戻る