静電容量式タッチスイッチを流用したメモリーキイヤー

電鍵を製作するときパットや接点部の加工に手間が掛かります。そこで可動部の無い電鍵を作れないかと考え静電容量式タッチスイッチの流用を思い立ちました。

静電容量式タッチスイッチ用IC概要

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静電容量式タッチスイッチの前面です。センシング電極はP板の裏側にあり前面の円は触る指の位置を示すマークです。
背面です。丸いアルミパターンがセンシング電極でP板の反対側から指と大地の容量を検出します
筐体の中に「マルツ」製のエレクトロニックキーヤを組み込んでいます。オリジナルの音源は自励式ブザーで音量が少ないのでここではダイナミックスピーカーに変えています。
蓋の裏側には単4電池4本と重石に釣りの重りを取り付けています。
組み上げた外観です。上面の4ツのボタンはメモリーした電文を読み出すボタンです。センサー部の左右の円形マークを親指と人差し指で触れ操作します。
プリン板製のパドルを追加して見ました。操作性は良くなりますが指の検出感度が下がるようです。
検出感度を上げるためプリント板の銅箔とアルミ板を重ねてみましたがあまり効果はありませんでした。
色々実験した結果、最終的にバドルは取り払いました。またタッチスイッチの手前上側の止めネジは操作時指を筐体に触れさせ動作が不安定になるので取り払いました。
後面の外観です。左からPL、、外部パドル用コネクター、トランシーバへの接続コネクター、送信スピード調整VR、電源SWです。
完成した外観です。最適な指の位置の範囲が狭いので機械式接点のキーより少し打ちにくいが慣れれば十分実用できそうです。また可動するパドルが無いので操作時のフィーリングは機械式と異なります。
最新の状態。やはりパドルがあったほうが打ちやすかったため後で小さな銀製のパドルを追加しました。