ソフトウエアラジオ(SDRラジオ)を応用したバンドスコープ
ヤーフオークションでソフトウエアラジオ【Soft66lite】を2、300円で購入しました。このラジオを動作させるソフトウエア【Rocky】の周波数表示画面がバンドスコープに最適と思い自作トランシーバのIF信号をソフトウエアラジオの入力としバンドスコープとしました。これでバンドスコープ付きトランシーバにレバルアップしました。
ブロック図
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ミドリのP板がSoft66lite本体です。
追加した右側のボリュームはR、L信号出力のバランス調整です。イメージ信号を最小に調整するために使用します。
左側の自作P板はトランシーバのIF信号とSDRラジオの入力とのインターフェス用IFアンプです。SDRラジオのイメージ抑圧に大きな効果がありました。
白い同軸ケーブルはトランシーバのIFインターフェイスに接続されています。
灰色のシールド線はオーデオの右左信号線です。
パソコンの入力はステレオとなるようLINE入力を設定します。
赤黒線は電源(10v)線です。
電源にノイズの大きいスイッチングギュレータを使用すると綺麗なスペクトラム波形が得られません。
右側のトランシーバのバンドスコープ画面をLog管理ソフトと一緒にモニターに表示しています。
運用中のスナップです。
ピンクの枠の幅がトランシーバが受信(検波)している周波数範囲です。
送信時のスペクトラム表示例です。
受信時のスペクトラム表示例です。
横軸が周波数でライトグリーンの四角で表すSDRの基準周波数12MHzを中心に前後24KHzが見えています。
バンドスコープ画面はLOG検索ソフトとオーバラップして表示しています。
ウオーターフォール表示例です。
縦軸が周波数で横軸が時間です。
明るい輝線で表される中心周波数の前後にQRVしているCW局の電波の断続が見えています。縦軸のメモリから現在受信している周波数から何KHz離れているか直読できます。
SDRラジオに回り込んでいる送信波が見えているだけで定量性はありません。単にイメージですがピンク枠内が送信波形の周波数特性です。
ライトブルーの枠内が逆サイドの漏れです。
ライドグリーンの丸印がキャリア漏れに相当します。
受信している局の上に約3KHzおきに他の局がQRVしていることなどが見てとれます。
トランシーバの選曲ダイヤルを左右に回すと表示されているスペクトラム全体が右左に移動し、青マルで表す波形がピンクの枠内に入るとその音声が聞こえます。